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2018/05 vol.79 毎日が楽しくなる情報誌・旬の味覚満載・ランチ&グルメ


well vol78

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2018.05.10 …
well vol.79発刊しました!今回の特集は「初夏のランチ・グルメ特集」「はちのへブライダルガイド2018」「今宵はオンナひとり飲み」です。
2018.02.10 …
well vol.78発刊しました!今回の特集は「歓送迎会特集」「八戸えんぶり2018ガイド」「2018年春の新生活」です。
2017.11.10 …
well vol.77発刊しました!今回の特集は「宴会プラン満載!忘年会特集(91店)」「おせち特集2018」「はちのへ冬イベント」です。
2017.07.10 …
well vol.76発刊しました!今回の特集は「夏のランチ・グルメ特集」「住宅特集マイホームを建てよう2017」「はちのへの夏イベント2017」です。


南部の昔っ子 久慈瑛子 作

なぞなぞの好きな和尚さま

昔々、山奥の寺に、なぞっこの好きな和尚と負けることの大嫌いな寺男が居だったず。ある日、和尚が寺男になぞかけをしたずもな。「これこれ六兵衛や、町さ行って買い物して来てけろ。あのな、一石六斗の鳥と、十里の魚、それに天目錦の酒こ買って来てけろ」ったず。和尚はこう云ったら、「それはどんな魚だべ?鳥こだべ?」と六兵衛が聞くべと思っていたら、なんと「はい、わかりました。一石六斗の鳥と、十里の魚と、天目錦の酒でがすな」と、さっさと町さ出かけで行ったず。和尚は負けず嫌いの六兵衛は、果たして何を買ってくるがと楽しみに待つことにしたず。

さてさて六兵衛は「和尚様、おらば困らせべと思って難題を出したな。だぁ負けるもんでぇ」と、急いで寺を出たものの、どう考えても何の買い物すればいいか解らなかったず。

そこで六兵衛は、町の店という店へ行って「一石六斗の鳥こありますべが?」と聞いて回ったずども「さぁ、そったら鳥こ聞いだごとながす」と云われたず。

又、魚屋という魚屋で「十里の魚こありますべが?」と聞き回っても「なんど?そったら魚こ見だごとも聞いだごともねえ」と、馬鹿にされる始末だ。天目錦という酒だけば濁酒のよいものだと酒屋から買ってきた。後の二つの、一石六斗の鳥こと、十里の魚こはなんぼ考えても解らなかったず。

ほとほと困った六兵衛が道端でぼんやり立っていると、門付けの和尚さんが通りかがったず。六兵衛は今まで誰彼と、この難問を聞いてきたので、この門付けの和尚さんにも聞いでみたずもな。

「和尚様、和尚様、俺、山寺の寺男でがす。おら方の住職様から頼まれて、一石六斗の鳥こと、十里の魚こ買いに来たども、一体どんな鳥こだが、魚こだが解らなくて困っていますだ。覚えていたら教えて下され」と頭を下げだず。そしたらその門付けの和尚さんは、山寺のなぞ好きな住職さんだことを知っていて「それは謎解きすれば解ることだよ」といいながら、まず、「一石六斗」というのは、八斗と八斗を足すと一石六斗になるべ。したすけ、はっとは鳩のことだから鳩二羽買って来いということだ。「十里の魚」とは、五里と五里を足すと十里になるべ。したすけ五里とは「ごりかじか」のことだから、ごりかじかを二匹買って来いということだと教えてくれだず。

六兵衛は早速店で和尚さんの注文の品物を揃えて寺へ戻って来たず。「はい、和尚様、鳩二羽とごりの魚二匹と天目錦の酒こ買ってきました」。和尚さんは、よくなぞが解けたもんだと六兵衛をほめて、その晩は酒も魚もごちそうしてくれたず。

どっとはれ




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