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2016/11 vol.73 毎日が楽しくなる情報誌・旬の味覚満載・ランチ&グルメ



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2016.11.10 …
well vol.73発刊しました!今回の特集は「忘新年会特集」「おせち特集」「はちのへ冬イベントガイド」「はちのへ温泉特集」です。
2016.07.08 …
well vol.72発刊しました!今回の特集は「はちのへ夏イベント2016」「マイホームを建てよう2016」です。
2016.05.10 …
well vol.71発刊しました!今回の特集は「はちのへブライダルガイド2016」です。
2016.02.10 …
well vol.70発刊しました!今回の特集は「歓送迎会」「八戸冬イベントガイド2016」です。
2015.11.10 …
well vol.69発刊しました!今回は「忘新年会」「おせち」特集です。


南部の昔っ子 久慈瑛子 作

おぶさりてぇ、だがさりてぇ

昔々あったず。ある所に七つの倉を持つ長者様が居だったずもな。この長者様は、たまげた欲ばりで使っている人達ば、牛、馬のように夜遅くまで働かせでいだもんだず。したすけ、使われている人達は誰も長者様を好きな人はいながったず。


ある日、長者様は皆の前で、「俺の云うごとを聞いで働がねば、ホラ、こういうごとになる」って、山からとって来た子雀の羽根を一枚一枚むしり足を?ぎ取り、鉈で子雀の首をちょんぎって雀を殺してしまったず。それを見ていた子雀の親は雀館の雀の親方に、「仇を討ってけろ」って駆け込んだずもな。雀の親方は、大層怒って、早速、山という山、原っぱという原っぱの雀に「集合」の命令を出したず。したきゃ、集まるや、集まるや雀で山ひとつ出来る程集まったずもな。雀の親方は、「これから長者の田の稲を全部食って良し」と命令を出したず。雀の大群は「ぢゅんぢゅんぢゅんぢゅん」と、空を暗くして田に向ったず。長者様の田で稲刈していた人達は竜巻のような雀の勢いにびっくりして逃げでしまったず。長者さまは「こらー逃げるな。雀を追れ、雀を追れ」と叫んだずども、誰も彼も雀を追う人は居なかったず。


さあ、雀達は食うは食うは、雀館に稲穂を運ぶや運ぶや、とうとう、長者様の田の稲は、一時間に、雀に食われてしまったずもな。


それからというもの、長者様の田には毎年稲が成っても、刈り入れ時には雀館の雀の大群が押し寄せては稲穂を全部食ってしまったず。とうとう七つの倉持つ長者様もだんだん貧乏になって倉も空っぽになってしまったず。


したすけ小さい動物を、むやみやたらに、むごたらしく殺すもんでねえず。小さなものでも集まればおっかねえもんだず。


どっとはれ




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