高森
皆様こんにちは。八戸パークホテル髙森です。忘年会、新年会が急ぎ足で駆け抜けてしまった感のある不思議な年末年始でした・・・。
そんな中ですが早狩さんのお店『CHEESE DAY』に行って美味しいチーズを選んで頂きましたよ!
早狩
今回はチーズプラス食材の美味しい組合せについて。ワインも合わせてトリプルアクセルという感じで。
まずは軽めにクリームチーズをレーズンやイチジク、干し柿などドライフルーツと合わせて。クリームチーズのやさしい塩気と酸味が、ドライフルーツの熟した甘みと出会い、上品なスイーツに。おいしいジャムが手に入るならば、ジャムとチーズのマリア―ジュもおすすめです。
早狩
おなじみのカマンベールやブリーといった白カビチーズは挽きたての黒胡椒と一緒に。チーズのなめらかな食感、茸のような香りにピリッとアクセントを効かせて、ミルクの風味を引き立てます。クセを抑えて、食べやすくなる効果も。
早狩
ブルーチーズ+蜂蜜も魅力的な組み合わせ。ブルーチーズもクリーミーなゴルゴンゾーラ、バターのようなフルム・ダンベール、刺激が個性のロックフォールなど多種多様。蜂蜜にもアカシア、さくら、栗などいろいろありますので、お好みで組み合わせを楽しんで。塩気の効いたブルーチーズと甘い蜂蜜のコク深い複雑な味わいのハーモニーに思わず唸らされること間違いなしです。
早狩
高森さん、この組み合わせにワインを加えて、美味しさをさらにジャンプアップさせてください。
高森
はい。今回は3種類のチーズとのペアリングですね。クリームチーズ、カマンベール(白カビ)、ブルーチーズ。
ちょっと手を加えて味付けしてますからチーズプラトー(チーズを盛り合わせた皿)にしてお好きなお飲み物とご一緒に! 早速、試食しながら考えてみます!
■クリームチーズとドライフルーツ
チーズの旨味とドライフルーツの甘味がいいですね。まるでレアチーズケーキを食べているようです! チーズの主張も強すぎませんからオーストリアのミュラートゥルガウから造られたやや甘口の白ワインを合わせましょう。甘めのスパークリングワインも合いますね。
■ブリードモーと黒胡椒
ブリは8世紀のシャルルマーニュ大帝をはじめ王侯貴族や上流階級の方に愛されたチーズ。黒ブドウから造った上級シャンパーニュでいきましょう! コート・デ・バール地区最大のシャンパーニュメゾンが造るブラン・ド・ノワールです。
まろやかなテクスチャーのブリに黒胡椒のアクセント。ピノ・ノワールの豊かで力強さの感じるシャンパーニュがぴったりです。
■ゴルゴンゾーラドルチェと蜂蜜
この二つの組み合わせは黄金コンビですね。ピカンテより食べやすいドルチェ。クセの強い塩味を蜂蜜の甘味が包み込んでくれます。今回は甘口ワインを合わせます。フランスで出会った生産者にオススメされた、フランス大統領官邸エリゼ宮で提供されていたこともあるという上質な貴腐ワイン。お口の中はチーズとワインの旨味で溢れますよ!
チーズにひと手間加えるだけでこんなにおいしくなるんだ!って発見でしたね。今回のワインは『プラスの食材』に寄って選んでみました。 少しふくよかな味わいだったり、濃厚であったり。美味しく楽しくチーズとワインのマリアージュ。これからも皆様にお伝えしていきますね!
文/『八戸パークホテル』ソムリエ 高森 亘 / 『CHEESE DAY』店主 早狩昌行幸