長引くコロナ禍で最も大打撃を受けている飲食店。八戸市の中心街からも賑わいが消え、先行き不透明な状況の中、昨年10月八戸市六日町に和食料理店「美さ季」がオープン。
「まさにどん底からのスタート(笑)」と話すのは店主の岩淵剛さん。子供の頃から料理が好きで、高校卒業後調理師専門学校へ。和食の繊細さに魅せられ、洋食から和食へ転向し、和風居酒屋から割烹、懐石料理店へとキャリアアップを築き、ついに自身の店をオープン。「独立を決めた矢先に緊急事態宣言が発令され状況が一変しました。もちろんリスクはありましたが、これ以上の落ちることはない、今の逆風をチャンスだと思って開店を決意しました」と話す。
そして誕生した「美さ季」。奥行のある落ち着いた店内では、旬の素材を贅沢に使った料理がもてなされます。コース料理から一品料理まで揃い、リーズナブルな価格で楽しめるのも嬉しいポイント。また、カウンター、個室席、座敷と用途に合わせて時間を過ごせるのも魅力の一つです。
「自身の店を持ったからには、今までの経験を元に自分が面白い、楽しいと思えることを表現しています。献立なども自分の思いつきを大切にしていきたいですね」と話す岩淵さん。
まだまだ終わりの見えない状況が続きますが、そんな逆境にめげずに突き進む岩淵さんに心からエールをおくります。
旬花菘灯 美さ季
八戸市六日町8-2
TEL.0178-70-5857